2008年3月29日土曜日

これから…

用を終えた花たち.
どんな形であっても, また夢を見る.




2008年3月26日水曜日

春の午後


どこもかしこも光が柔らかい.


晴れ曇り. 新芽が鮮やかな柳.
霞のような黄緑に, 桜のピンクが美しい.




2008年3月25日火曜日

Strange place

子供の頃は今よりずっと地面に近い所にいたが,
安住の平穏と満足はなく, 願いは空をさすらい,
常に飛んでいたような感覚がある.
大人になり社会の空気を吸って, すっかり生活に沈んではいるが,
やはり地に足をつけている感じがしない.



2008年3月21日金曜日

GHIBLI体験


このチケットに使われたフィルムは, 何の映画のどの場面だろう?
風雨の寒い日に, 初めてのジブリ美術館.

立体ゾートローブ「トトロぴょんぴょん」link:中程)が圧巻.
回転盤上の人形が, 発光ダイオードの明滅によって生命を宿す様は
夢のような光景. 時間を忘れて見入ってしまうほどに魅力的.
短編映画「水グモのんのん」は, 子供向けかと高を括っていたら
丁寧に作られた佳作で, じんわりと感動がきた.
雨が冷たすぎて, 屋上のロボット兵を見るのを断念したことだし
他の映画への興味がわいたので, 晴れた日にまた行こう.

駅へ向う道すがら, 中国茶の店に吸い込まれるように入り,
他に客がいないのをいいことに 広いテーブルで長居する.
親指と中指で輪を作ったくらいの小さな茶器で,
沸いてる湯を自分で注ぎながら, 三種類の中国茶を堪能した.

女の集まりは, どこへもつながらない話で延々と盛り上がれる.
冗談を言い合っては笑っていられる関係が嬉しい.
外の景色とは裏腹に, どの建物の中も暖かく仕合せで,
無邪気で自由な気持ちで過ごした一日だった.



2008年3月19日水曜日

昭和トリップ SUKIYAKI


浅草「米久」で, 牛鍋(すき焼き)を囲む会.
店に入ると人数分だけ太鼓が打ち鳴らされ, 客が来たことを知らせる面白い店.



映画[異人たちとの夏] で,印象的な別れのシーンが撮られたのがここ.
一度来てみたかったのだ.


6人で鍋二つ. ちょっと窮屈だが, それも良し.
夕飯にはまだ早い時間だったから,
客はわたし達だけだったのも良し.


2008年3月17日月曜日

A Kiss of Infinity Long


”無限” という舟に乗る.



2008年3月15日土曜日

気難しい差出人

ひらがな三文字の名前しか書かれていない葉書が届いた.
少し丸字, しかもにじんでいて読み取りにくい.
誰だろう. 思い当たるひとが何人かいて困る.
消印も欠けているから, どこから来たのかもわからない.

○○○? それとも…?

1ヶ月以上経って, 今日やっと差出人が誰かわかった.
素直に見てみれば, なるほど確かにそう読める.



2008年3月10日月曜日

お婆ちゃんになっても被ってるかも

縮んだセーターを潔くカットし, 黒の毛糸で筒状になるよう編み繋いだ.
頭頂部は閉じずに, 通したヒモでぎゅっと絞り固定したので, 無造作に被ってもこの形にキープされるのがポイント.
流行りの若者風ニット帽のはずが…なぜかレトロ感漂う仕上り.


縮絨(しゅくじゅう)加工されているので編み目が詰まり, フェルトのようにどこで切ってもほつれない.
いちいち被っては, 目分量で寸法決めしていくアバウトさ.

自転車に乗るのに耳が寒くて, すっぽり被れるニット帽が欲しかったが, 思いの外スースーして真冬には向かない.
むしろ今の時期にぴったり.



2008年3月3日月曜日

春は近い

Spring approaches.
I feel it. I will find something soon.

夕暮れ時にこの道を歩くと, 長く伸びた影が正面に来る.
いつもは右に曲がり 郵便を出しに行くのだけれど,
今日はそのまま道を渡った.